• 手足のしびれや筋力低下
• 手足のふるえや動かしづらさ
• 歩行困難や転びやすさ
• 呂律不良
• 記憶など認知機能の低下
• 頭痛
• めまい

など

• 慢性期脳血管障害(脳梗塞や脳出血)
• パーキンソン病
• パーキンソン症候群
• 認知症(アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型など)
• てんかん
• 末梢神経障害

など

脳血管障害は、放置すると重篤な後遺症を残すことがあります。早期の対応が重要で、症状が出たら速やかに救急医療を受けることが必要です。再発予防には、生活習慣の見直しや定期的な健康診断が役立ちます。

パーキンソン病は、中高年の人々に見られる神経変性疾患で、主に脳の黒質という部分の神経細胞が減少することによって引き起こされます。

主な症状には手や指の震え、筋肉の硬直、運動の鈍さ、姿勢の不安定性があります。診断は主に症状や神経学的な検査に基づきますが、画像検査や血液検査も行います。
治療は薬物療法が主流であり、症状の改善や進行の遅延を目指します。罹患すると生活にさまざまな影響が出てしまいますが、適切な治療とサポートによりその影響を小さくすることが期待されます。

早期の診断と継続的な医療管理が重要であり、患者さまと家族にとっても情報とサポートが必要です。

アルツハイマー病は高齢者に見られる神経変性疾患で、認知機能の障害が主な特徴です。病気は脳の神経細胞が失われることにより、初期症状は軽度な記憶障害から始まり、認知機能全般に影響が及びます。脳内の異常なたんぱく質の蓄積や神経細胞の変性が関与しています。診断には病歴や神経学的な検査、脳画像検査等を組み合わせて行います。

アルツハイマー病は進行性で、時間とともに症状が悪化し、日常生活や社会生活に影響を及ぼします。治療は主に症状の緩和や進行の遅延を目指す薬物療法が行われます。ご本人と家族には病気に対する理解とサポートが不可欠であり、精神的な支援や介護が提供されることが重要です。アルツハイマー病は患者さまとその家族にとって心身に影響を与える疾患であり、専門医の管理と包括的なケアが求められます。

てんかんは、脳の神経細胞の異常な電気活動によって起こる疾患です。発作は突然起こり、けいれんを起こしたり、意識がなくなったりします。原因は、はっきりわからない特発性のほか、脳血管障害や脳腫瘍などの脳の病気や、外傷による脳の損傷があります。
てんかんは生活に影響を及ぼしますが、適切な治療と管理により、発作の消失、発作回数を減少させることができ、生活への影響を少なくすることが可能です。

抗てんかん薬の内服調整をおこなっても、なかなか発作が減らない場合にはてんかん専門医への紹介を検討します。